漫画で「わきがの臭いがキツい!」なんてキャラ立ちしてることはありますが、日常生活でなかなか指摘しづらいのがこの「におい」の問題。
欧米人に比べて日本人は少ない、と言われますが軽度・中度・重度の三段階に分けると意外と多くなります。10人から20人に1人の割合でいる、ということはひとクラスに二人くらいは居そうですよね。男女比も1対1で性別は関係なく遺伝や食生活の影響もあります。
実は私も悩んでいました。
何歳くらいからにおい始めるか
小学校4年生くらいから周りの人が気が付くくらいのわきがに悩まされる子供はいます。大抵の場合、親御さんが気がつき女の子だと制汗剤を使わせることが多いです。
ただ普通の「汗臭さ」とは違って鼻に付くツーンとしたにおいはタマネギに含まれる硫化アリル(アリシン)という成分と同じでかなり強いので普通の制汗剤ではなかなか効果を期待できません。自分でもその刺激臭に気が付くのもこの頃です。
どんな時に臭うのか
年代や体調にもよりますが、意外なのが夏の暑い時だけではなく冬でも臭うことです。
外気温の低い季節はどうしても厚着をしがちです。特にヒートテックやセーターなどの重ね着をして歩いたあと、混んだ電車に乗ったりエアコンの効いた暖かい部屋に入ったりすると脇汗が気になることありませんか?
そういう時ににおうのはワキガの可能性が高いです。
欧米人に比べるとワキガの割合は低いと言われる日本人ですが、体調によって気になる人の割合は意外と多いです。普段から自分の体調に気をつけて「ニオイそうな時」を把握しておくといいですね。
軽度の場合
一日中、着用したいちばん肌に密着した下着やシャツなどのワキの部分に鼻を近づけてみてうっすら臭うようなら軽度です。
普段から市販の制汗剤を使用することで臭いを抑えられます。こまめに使用することで時間とお金を効率よく抑えることができ、一番経済的です。トイレに行くタイミングで除菌シートでワキを拭くだけでも効果あります。
人によっては季節や体調で軽度と中度の間を行ったり来たりすることもありますので、自分の体の声を聞くことが大切になります。
中度の場合
ご近所のドラッグストアには売っていない制汗剤を使うことで中度の場合もにおいを軽減することはできます。私が使ってみて効果がありと実感した商品を2つご紹介します。通販ですが、定期便にしなくても取り寄せられます。
アットベリー
朝晩、使用することで脇の下の黒ずみも抑えてくれるジェルタイプのアットベリーは膝や肘の黒ずみ解消にも使える優しい商品です。デリケートゾーンにも使えますので「すそワキガ」でお悩みの方にも嬉しい効果があります。
使用量は説明書に書かれているほど多くなくても効果あります。ご自分で調節してみてください。定期便にした方がお得ですが、間隔を3か月ごとなど長めに設定できるので商品が手元に溜まることなく安心です。
パースピレックス
ワキガの本場?アメリカの商品です。青いマークは刺激が強めです。緑のマークのパースピレックスはマイルドですが効果は抜群です。小学生のお子さんは、まずはマイルドから使ってみるのがオススメです。
毎日使わなくても二日に一回や三日に一回でも充分な効果が期待できます。こちらもご自分のペースで試してみるのがいいです。塗り方もほんのひと塗りで充分!
ダブル使いもあり!
私の場合、アットベリーを朝晩少量使用してます。汗をかきそうな時やちょっとにおいが気になる時はパープレックスを前の晩のシャワー後に仕込んでおく、ダブル使いをしてます。
重度の場合
軽度・中度と違い、汗をかいた〜と意識していなくてもにおうのは重度です。
この場合は皮膚科へ行くことをお勧めします。
男女問わず、重度のワキガに悩まされて人生を楽しめないのはもったいないです。まずは皮膚科で相談してご自分の予算と時間を計算した上でどの方法が良いか検討してみましょう。
※以下の方法はネットに様々な美容外科やクリニックがホームページにも掲載している内容です。それぞれのメリット・デメリットをよく検討されたうえで、ご自分がいちばん満足のいく方法を選択してください。
レーザー治療
傷跡の残らないレーザー治療 ミラドライ。「今までは、一時的な効果のボトックスや、ダウンタイムが長く傷跡の目立つ手術が一般的でした。 それらの短所を克服した理想的な施術がミラドライです。ミラドライはマイクロ波を使用することで、皮膚のダメージを抑え、エクリン腺とアポクリン腺を熱破壊することが出来ます」(湘南美容外科クリニック ホームページより抜粋)
ただ、やはり満足のいかない結果になる人もいます。安くはない費用をかけても再発する可能性があることは否めません。手軽で一時的でもいいから試してみたい、と思う方や成長期のお子様で外科手術に抵抗がある方には向いています。
外科手術
わきがに最も有効で確実な治療法は手術です。 一般的に行われているのは「皮弁法(ひべんほう)」という方法で、医師が「治療が必要」と判断して行う場合には健康保険も適用されます。 (保険適用外の費用は20〜30万円ですが保険適用の場合は5万円ほどで住みます)
わきの下をシワに沿って3~4センチ、1~2か所切開してアポクリン腺を切除する方法で、改善効果は非常に優れています。手術は重度の場合に受けた方が満足度が高いと言えます。が、傷跡が残ることは否めません。もちろん、もともとあるシワに沿って切るのでそこまで気になるかどうかもその人次第にはなります。
私がこの記事を書いたのはなぜか?
私自身、小学生の頃から自分のニオイに悩みを抱えていました。
中度くらいでしたので制汗剤で乗り切ってきました。が、友人の中にはかなり重度の人もいました。今はネットでたくさんの情報を得られる時代です。しなくていい我慢はせず、できることの選択肢を増やして楽しい毎日になることを願っています。
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